【アドバイザー】
■アオキ裕キ(あおき ゆうき)
兵庫出身。東京にてジャズダンスを学ぶ。タレントのバックダンサーなどを経、2001年NY留学時にテロと遭遇。帰国後、自身の踊りの根底、今あるべき真価を追求。 2005年ビッグイシューの協力とともに路上生活経験者を集め、ダンスグループ「新人Hソケリッサ!」を開始。個人しか生めない体の記憶を形成した踊りにより自己肯定を生むなど、社会的弱者への社会復帰プログラム、またダンス教育のアプローチとしても定評を得る。一般社団法人アオキカク代表。
ソケリッサ http://sokerissa.net/
体奏家/ダンスアーティスト。
野口体操を創始者野口三千三氏から学び、「お手本は自然界・力を抜けば抜くほど力が出る」というカラダ観に深い影響を受ける。劇団活動主宰を経て、のち独学でダンスに。国内外での音楽家・美術家との共同舞台制作も多数。公演活動との両輪として、乳幼児から高齢者の方まで幅広い対象に向けた「ほぐす・つながる・つくる」身体ワークショップを教育・福祉にまたがる現場で展開中。国立音楽大学非常勤講師。料理と落語好き。
■北村成美(きたむら しげみ)
通称、なにわのコリオグラファー・しげやん。「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに国内外で活動。劇場はもちろん劇場を飛び出し、ソロダンスを踊る一方で、日本全国の学校や街中でのワークショップ、あらゆる世代の方々との大型コミュニティダンス作品に数多く取り組んでいる。
photo by Ai Hirano
■隅地茉歩(すみじ まほ)
セレノグラフィカ代表。高校の国語教師から転身し、97年カンパニー結成。明るくて恐ろしい作風とワンダームーブメントが持ち味。公演・ワークショップ・アウトリーチ・セミナーなど、ダンスと旺盛に関わり、全国を駆け巡る。トヨタ コレオグラフィー アワード2005 にて「次代を担う振付家賞(グランプリ)」受賞。京都精華大学非常勤講師。
セレノグラフィカ http://selenographica.net/
photo by Ai Hirano
■マニシア
1989年にNYで臨月ダンスパフォーマンスを公演して以来コミュニティダンスを開始。1990年より福岡でママダンスを始めとする作品を劇場や野外で公演。2006年より障がい者や不登校の子どもたちと作品創りに励みイギリスやイタリアなどでも公演。これまでに沖縄キジムナーフェスタ、三陸国際芸術祭、日田演劇祭、バラエティアートフェスタ佐賀などで地域の人々と出会いそして作品を創り発表。
http://dance-samadhi.petit.cc/grape2/
【トーク ナビゲーター】
■稲田奈緒美(いなた なおみ)
幼少よりバレエを習い様々なジャンルのダンスを経験する。早稲田大学第一文学部卒業後、働きながら趣味で踊っていたが、舞踊を研究したいと一念発起。早稲田大学大学院文学研究科修士課程、後期博士課程に進む。博士(文学)。現在はバレエ、コンテンポラリーダンス、舞踏、コミュニティダンスなど幅広いダンスの理論と実践を結ぶ研究、評論、教育に携わっている。
著書『土方巽 絶後の身体』(NHK出版)
■佐東範一(さとう のりかず)
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN) 代表。
1960年北海道生まれ。80年舞踏グループ「白虎社」の創立に参加。以後94年の解散までの国内公演、海外ツアーにて舞踏手兼制作者として活動。96年米・ニューヨークにて1年間のアートマネージメント研修。98年から3年間の準備期間を経て2001年京都にてJCDN設立。ダンスワークショップ・公演のコーディネート、フェスティバルのオーガナイズなど、日本全国にて社会とダンスをつなぐ様々な活動を行っている。
photo by Tomoaki Noda